お知らせ

印象に残るご家族様のエピソードをご紹介させていただきます。

その方は、70代女性、おひとりで生活をされている方です。

ご自身の終活を始められる直前に、突然、妹様を亡くされ、何も分からないまま、お葬儀屋さんが提案される、「葬儀プラン」で、「ご納骨」までお願いされたとのこと。

時間がたち、落ち着かれて考えてみると、妹様のご遺骨は手元に無く、もう返ってきません。

「妹に悪い、妹の供養をしてあげたい。」と後悔されたとのこと。

無知とはいえ、葬儀屋さんに提案されるがまま、冷静な判断ができなかった自分自身を責めている状況を見かねた司法書士の先生より当苑をご紹介していただいてのご来苑でした。

お話をじっくり伺うと、後悔からの涙が止まりません。・・・・

「遺骨がなくても、ご供養ができる。」

「本蔵院が永代にわたってご供養する。」とお伝えすると、とても安心されました。

本蔵院の住職よりご提案をいただき、妹様の戒名も授与させていただくこととなり、良いご縁ができたと笑顔で帰宅されました。

ご帰宅されてからすぐ、ご契約したい旨のお電話をいただきました。

しかし、お葬儀の件もありますので、ご検討の時間を改めてご提案させていただいています。

本蔵院は、弘法大師の御教え「虚しく往きて満ちて帰る」の精神をもとに、輝きをなくしたいのちを再び輝かせるため、そばに寄り添い、いつでも立ち寄れる場所でありたいと考えています。

妹様を亡くされ、平常では無い心理状態の中で、しかも葬儀のお時間の中で「終の棲家」を決める恐ろしさ。・・・・

今回のご相談で、無知の怖さを改めて感じました。

やっぱり、「終活」は大切です。・・・・・